鏡の国のソナタ
もし、彼を創ってしまったことが犯罪で、死刑になっちゃうかもしれないなら、

このことは隠し通すしかないのだろうか?


――隠しとくってことは、いっしょに住むってことで……。


素奈多は、家路を急ぎながら九嵐先輩を想った。


――ああ、先輩……。どうかあたしを、ニセモノから護ってください……。

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