囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
「.....」
苦笑い。
桃也に見せられたのは千架からのメール。
超上から目線だ。
「まーうざいけど、仕方ねぇよな」
桃也はスマホをポケットに荒々しく突っ込んでにっこりと笑う。
目が笑ってないのですが。
刃物級に鋭いのですが。
「見つけてくれて助かったんけどさ〜。アンタたちちょっと大げさすぎじゃない?」
たかが迷子でここまでなるかな?
しかも、あの千架が一応助けを求めているし。
超上から目線だけど。
不思議に思って首をかしげる私。
「お前だからだよ。バカ」
そんな私の頭をワシャワシャと撫でる桃也。
いや、ボサボサにされていると言った方が正しいか。