囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
「尚紀、何やってるの?」
グイッ
私たちの唇が触れそうになったとき、私は後ろから千架に腕を引かれて間一髪、キスは免れた。
「何って....見ればわかるでしょ?キース」
そんな千架を無表情に睨む尚紀。
うわ....なんだか怖い。
「は?咲音は僕のものなんだよ?何、手ぇ出してんだよ」
一方、千架も十分怖い。
てか、最近千架は超絶機嫌が悪い。
水族館デートの時に私が逃走したあげく、桃也たちと合流してしまい、結局一緒に遊ぶことになったことが未だに気にくわないみたいだ。
そろそろ機嫌治せばいいのに。
正直、機嫌の悪い千架は本当にたちが悪い。
先日は下着を全部没収されて本当に地獄を見た。