囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
「ふざけんな!!ふざけんな!!ふざけんなぁぁぁぁぁ!!」
このままでは心臓さんが破裂しますからぁぁぁぁ!!
私は尚紀から逃れようと死に物狂いでバタバタ暴れる。
「ちょっと〜。肘が当たっているから〜」
お色気ムンムン声が迷惑そうにそんなことを言っている。
なので、
チラリと尚紀の方を見てみると私の肘は尚紀の顔面に見事にクリーンヒットしていた。
「ププッ」
肘が当たって不細工な顔になってるっ。
「な〜に笑ってんの〜?メイドの癖に生意気だねぇ?イケナイメイドにはお仕置きが必要かな?」
「へ?」
ニヤリと笑う尚紀に寒気を感じる。
『お仕置き』って言葉にいい思い出なんてないんですけど....