囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
〜数分後〜
あれれぇ〜?
私が目指しているのはお屋敷の外なはずなんだけど....
大きな扉の前で私はこの状況を疑問に思っていた。
天使さんに連れて来られたここは明らかに目的地ではない気がする。
「どーしたの?そんな顔して?」
「っ!!」
ドキンッ
一人で考え込む私の顔を可愛らしく首をかしげて見つめる天使さんに心臓がまたまた跳ねる。
この子本当に可愛い。
背中から純白の羽が見えるよ。
「いや、あの....」
「まーいいや。さっ中入ろ?」
喋ろうとする私の言葉をしれっと無視する天使さん。
天使さ〜ん。
私の話を聞いて〜。