囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
「もう、一人で抱え込まないで。俺が助けてあげる」
「うん」
私って弱いな。
また、泣いてる。
「俺も助けてやる。いつでも、言え」
「僕も。絶対一番に言ってね」
桃也が私の頭を優しく撫でて、千架が私を抱き締める腕に力を入れる。
私はみんながいれば強くなれる。
「うん。助けて。今、すぐに」
「オッケー」
「任せとけ」
「もちろん」
私が泣きながらみんなに助けを求めると、尚紀、桃也、千架の順に私に答えてくれる。