囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
「お金が必要だからだよ....」
「それはうちで住み込みで働いてるじゃ〜ん」
わけわかんな〜いとか言って前をふらふら歩く尚紀。
それは借金返すためにだろ!!?
私には入院費とかいろいろいるの!!
「......じゃーさ。足りねー分払ったら咲音はバイトをしねーのか?」
「まーそーなるけど.....」
桃也の声は何かイタズラを考えてる子どものように無邪気。
そんな声に嫌な予感を感じる。
「咲音の時間を全部買ってやる。だからバイトやめろ」
嫌な予感的中!!
桃也から出た不吉するぎる台詞。
買われる?
私の時間を?
「桃也にしてはナイスアイディアだね」
千架が悪魔に見える。
「咲音の時間をねぇ....」
尚紀が変態に見える。
「ちょっちょっと待ってよ!!」
私、まだ了解なんて.....
「お前に断る権利はない」
桃也の台詞は私に釘をさす。