囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
嫌だよ。
こんな奴らに買われるくらいならバイト三昧の方がまし。
だって......
「とっとりあえず下ろせ!!」
私は未だに桃也に担がれている。
「嫌がられたらなおさら下ろしたくなくなる」
桃也の返事はNO。
ドSか!!
コイツはドSなのか!!?
「ご主人様、おろしてくださいっとか言えばおろしてあ・げ・る♪」
私の目の前にやってきてそう言う千架。
いやいや、上目使いでもね。
可愛らしく人差し指を唇に当ててもね。
発言がまたまたS。
どーかしてるぜ。
「いちごパンツだ〜」
「っ!!?だっだから見るなって言ってるでしょぉ!!?」
「恥ずかしいの?可愛い〜」
尚紀の楽しそうな声が後ろから聞こえる。
コイツに至ってはS通り越してただの変態だ。
ほ〜ら。
こんな奴らのメイドだなんて。
ドSすぎる。
変態すぎる。
私の純情が保たれない!!