囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
まっ負けてしまった。
砂の上に力なく膝から崩れる私。
負けられない戦いが.....
「ここにある.....」
「はーい。変なこと言ってないで、約束通り、飲み物を作ってきてもらいましょーか?」
うなだれる私なんか無視して遠くーにある別荘を指差す桃也。
嫌っ!!
こんなに暑い中、あそこまで歩きたくない!!
しかも....
「尚紀と二人でだなんて嫌っ!!」
「あはは。そんなストレートに言われるとさすがの俺でも傷ついちゃうから〜」
いやいや、普通そうなんですけど!!?
傷ついてる感ゼロなんですけど!!?
ヘラヘラ笑う尚紀を見てため息。