囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
「うんうん♪うまく撮れてる♪かーわーいー」
私の目の前で笑うのは天使ではなかった。
悪魔だ。
千架の手にはスマホ。
「しゃっ写真撮った!!?今、写真撮ったよね!!?えぇ!!?」
パニーック。
咲音氏ただいまパニーック。
何故、写真を撮ったの?
何故!!?
記録に残して欲しくないんですけどっ!!!
「フフッ。ここで種明かし」
パニック中の私に悪魔のごとく笑う千架。
背中から真っ黒な羽が見えるんですけど。
「まず、お風呂のお湯はもともと入っていたのであって僕が入れたわけじゃないんだぁ。で、服とかぜーんぶ取って水着を置いたの。最後はここにゴーインに入ろうとする。あぁ、咲音のリアクション最高だったね。おもしろかったぁ」
「.....」
黙って千架の話を聞く。
つまり、今までハプニングは全て.....
「お前のせいなのかぁ〜!!」