after rain 〜虹を待ちつづけて〜
遊園地
-次の日-
私は待ち合わせ場所の駅の改札口へ駆け寄った。
「あっ、香坂くん。」
「よう。」
待ち合わせ時間5分前なのにすでに香坂くんは待ち合わせ場所にいた。
「早いね。」
「いや、俺もさっき来たばっか。あれ?侑一緒じゃねえの??」
「…あ、うん。一緒に来るつもりだったんだけど、まだ着てく服決めれてなくて『先行っといて』って……。」
「…女子みてえだな…。」
確かにそうだ…。
「…まあ、気持ちはわかるけど……。」
香坂くんに聞こえないような小さな声でつぶやいた。
侑がこんなにも服選びに手こずってるのは、璃音がいるから。
きっと璃音がいなければすごくラフな格好を迷うことなくえらんでいるはず。
…そんな私も本当は侑が一緒だから昨日徹夜して服選んだんだけど…。
今日の私のコーデは、レモンイエローのチュニックにショーパンという感じ。
昨日必死に考えたんだ。
遊園地だから動きやすくないといけないし、でもかと言って、ラフな格好はしたくないし…で。
私の貧しいセンスで頑張りました。
私は待ち合わせ場所の駅の改札口へ駆け寄った。
「あっ、香坂くん。」
「よう。」
待ち合わせ時間5分前なのにすでに香坂くんは待ち合わせ場所にいた。
「早いね。」
「いや、俺もさっき来たばっか。あれ?侑一緒じゃねえの??」
「…あ、うん。一緒に来るつもりだったんだけど、まだ着てく服決めれてなくて『先行っといて』って……。」
「…女子みてえだな…。」
確かにそうだ…。
「…まあ、気持ちはわかるけど……。」
香坂くんに聞こえないような小さな声でつぶやいた。
侑がこんなにも服選びに手こずってるのは、璃音がいるから。
きっと璃音がいなければすごくラフな格好を迷うことなくえらんでいるはず。
…そんな私も本当は侑が一緒だから昨日徹夜して服選んだんだけど…。
今日の私のコーデは、レモンイエローのチュニックにショーパンという感じ。
昨日必死に考えたんだ。
遊園地だから動きやすくないといけないし、でもかと言って、ラフな格好はしたくないし…で。
私の貧しいセンスで頑張りました。