after rain 〜虹を待ちつづけて〜
階段を降りている時だった。


「きゃっ…!」


璃音が小さな悲鳴を上げた。


それと同時に璃音は階段から落ちそうに…。


「危ない!」


みんなが言ったけど、この時璃音に手を伸ばせたのは私だけだった。


侑と香坂くんは私より後ろにいたから。


私は璃音をかばうように落ちていった。


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