after rain 〜虹を待ちつづけて〜
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『葵~っ。』


私を呼ぶ声がした。


振り返るとそこには侑がいた。


私は侑に


『何?』


と、いつもの声のトーンで返した。


あれ?


今の私は侑と関わりたくないはずなのに何で普通に話せてるんだろう…。


っていうか、私部室にいたよね?


周りを見るとここは部室ではなく教室。


いるのは私と侑だけ。


…あ、これはもしかして、夢?


私は納得した。


だからこうやって侑と話せてるんだ…。
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