after rain 〜虹を待ちつづけて〜
「……帰ろう。」


私は香坂くんの手を取って歩いた。


香坂くんの手は温かかった。


「天野、俺は…絶対にお前を悲しませたりしないからな…。」


「ありがとう。」


香坂くん。


こんな私を好きになってくれてありがとう。
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