after rain 〜虹を待ちつづけて〜
「じゃ、今日はここまで!お疲れ様!」


「「「お疲れさまでしたぁ。」」」


今日はすごく部活が短く感じた。


あぁ…もう告白する時がきたんだ……。


「さぁ、帰るかぁ。」


そう言いながら侑が歩いてきた。


---ドキ…ドキ…


いつもより、胸の鼓動が大きく感じた。


「ね…ねぇ、侑……っ。」


私が出した声は緊張のせいか、少し裏返っていた。


そんな私に侑は、


「大丈夫か?なんだ??」


笑いながらそう言った。


私の、大好きな笑顔だ…。
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