after rain 〜虹を待ちつづけて〜



「私…侑が…、あんたのことが


ずっと好きなんだ---…」



侑の目が大きく見開かれた。


そして、侑はこれまでの自分がしてきたことが、ようやくわかったようだ。


「お、俺…何も知らないで、ずっと……。」


私に璃音の事を相談してきたことに罪悪感を感じているみたい。


「ごめん…。ホントにごめん…。」


「ううん。私も…侑にウソ、ついたし……。」


「ウソ?」


「それはまだ言えないけど、すぐわかると思うよ。」
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