after rain 〜虹を待ちつづけて〜
「……ごめん。葵のことは好きだけど、それはやっぱり…幼なじみとしてなんだ。」


侑はちゃんと私の目を見ながら言ってくれた。


「うん…。ありがとう、わかった…。」


私は笑顔で言った。


---タッタッ


走るような足音が廊下から聞こえてきた。


…やっと来たか。


---ガラッ
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