after rain 〜虹を待ちつづけて〜
---ーーー…
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「あぁ~、モフモフだわぁ~っ…。」


璃音はぬいぐるみに癒されてるみたいだ。


「…あ、飲み物持ってくるね。」


「うん。」


1階に降りて台所へ行く。


冷蔵庫を開けると買ったばかりのオレンジジュースがあったので、それを璃音にだすことにした。


食器棚から2つのグラスを出す。


グラスにジュースをいれてさっさと2階に上がる。


「はい、ジュースだよ~。」


「ありがとう~。」


私が部屋に戻った頃にはすでにぬいぐるみを放していた。


のどが渇いていたのか、璃音はあっという間にジュースを飲みほした。


「お、いい飲みっぷりだね~。」


「のど渇いてたんだ…。」


「もっといる?」


「いや、いいよ。」


そんな感じで私たちはのんびりと私の部屋で過ごしていた。


…なのに、どうして……。


タイミングがいいのか、悪いのか…。



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