甘い魔法は近づく唇☆Kissの予感
でも・・・・・・・・・・



次の瞬間、修人の顔色が変わった。



そして、小さくつぶやく修人。



「優愛、俺さ……優愛に話さないといけないことがあるんだ…」



なんだか修人の言葉に突然なぜか不安になって・・・・・



そんなあたしの手に修人は自分の手を重ね合わせ、つぶやいた。



「え…?何?」



「うん……。あのさ……」



「だから何よ?早く言って…」



「俺さ……ある高校から誘いがあってさ、サッカーで有名な私立高なんだけど…そこに来ないかって」



「スゴイじゃん!ヨカッタね」



「上手く言えないけど…チャンスだとは思うし、実際そうなんだ。でも…もしその話を引き受けたら…とても俺んちからじゃあ、通えない距離だからさ…その高校の寮に入ることになると思う…」



会えなくなるってこと?・・・・・修人に・・・・・会えなくなるの??



「そっかぁ…それって…いつ?」



離れるなんて・・・・・



修人と距離が出来るなんて・・・・・



あたしには想像もつかないよ?
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