甘い魔法は近づく唇☆Kissの予感
「俺がいなくなったら、寂しい??」



あたしの顔を覗き込むようにして、大きな目を瞬きをさせながら修人が聞く。



ホントは寂しくなるのは事実で、想像するだけでも怖くなる。



大丈夫って思っても、心のどこかでは不安な気持ちを隠せない。



「平気だよ?永遠の別れじゃないんだからさぁ、そんな悲しそうな顔しないでよ。修人…」



修人の瞳に映るあたしはどんな風に見えてるのかな?



ちゃんと、修人が心配しないくらいにあたしは明るい表情で映ってる?



あたしの精一杯の嘘。



最初で最後の修人のための嘘・・・・・。



「ホントに??」



なのに・・・・・修人があたしの嘘に騙されてくれないから・・・・・



「泣くなよ……」
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