甘い魔法は近づく唇☆Kissの予感
そう思った瞬間、修人にしがみつくように修人の胸に飛び込んだあたし。



修人はいきなりのあたしの行動に驚きながらも、そんなあたしをしっかりと受け止めてくれる。



修人の胸から聞こえるのは、ドキドキしている鼓動。



その鼓動とともに、あたしの気持ちは愛しさで満ちていく。



そしてささやくように低く、優しい声。



「俺に帰ってほしくないんだ??」



少し答えるのが恥ずかしかったけど・・・・・



素直に・・・・・言いたい。



正直な想い。



「うん……。うち、寄ってく?」



「いいの?」



「そうして…そうしてほしいの」
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