黄金時間が過ぎるまで〜もう一つの番外編
「…」

いや、そうじゃなくて…と心の中で呟く…

「ドンドン聞いてくれ。会長と言っても大体の仕事は、執行部がやってくれるから大丈夫!ま、あえて言うなら飾り兼、悩み相談係ってとこかな」

八崎は立ち上がると、生徒会室の外に取り付けている投書箱を持って来た。

そして、こたつの上にぶちまけると、投書を並べていく…

「いろいろあんだけど、一番多いのは、霊に関してのものかな…どーもこの学校むかし、寺だったみたいでな」

頬杖をつくと、八崎は投書の紙をヒラヒラさせた。

「オレが任期のうちに、全部は解決出来なくてさ、是非!君に後を継いでもらおうと思ってな」

「あ…あの…除霊やった事ないんですけど…」

話が…あらぬ方へと展開して行く中、鳴海はやっと口をはさむ事が出来た。

「大丈夫、大丈夫!オレが教えるって、心配すんなよ」

「…」

いや、そーゆー問題じゃなくて…と心の中で呟く…
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