黄金時間が過ぎるまで〜もう一つの番外編
「頑張ってね!あ〜これでやっと怖い思いしなくてすむよ〜」

「バカ言え、桂が呼ぶせいでオレが苦労すんだろーが!昔っから迷惑かけやがって」

「ボクは分からないのに、やっちゃんが見えるから怖いんじゃないかー」

「ざけんな桂、お前は平気だが、周りのヤツにまき散らして歩いてんだよ!人畜害害だ、お前は!!」

「ひっど〜〜い!やっちゃんはボクの事、昔っから下僕扱いしてるくせに!!」

「あったりめ〜だ、それぐらいさせろ!」


延々と二人の言い合いが続く中…鳴海は延々と自分の人生について、考えずにはいられなかった…

…どうして、こんなに流される人生なんだろう…

一度くらい逆らえないものかしら…と思ってみなくもないが、そんな気力があれば、きっと今頃ここにはいないだろう…

はぁ…

深いため息とともに、あきらめる事にした。

それでいいのか?鳴海宗一・十六歳…
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