君を想う、僕の我が儘
進む道が違っても

ずっと…

「御守り、交換しよ」

一緒に合格祈願に来た神社で、君が提案する。


「ん、わかった」


僕は数ある合格守りの中から、彼女のイメージのものを選ぶ。


彼女を見ると、真剣な顔で僕のための御守りを選んでいる。


その姿がかわいくて。
いとおしくて。


神様の前だというのに、君を抱き締めたい衝動にかられる。

勉強ばかりしてるとこんなに飢えるのかと思わず苦笑する。


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