光源氏の腕の中【仮】
『お宿下がり』
それを言い渡された姫は、
お役ご免…
王位継承権を失うとともに、
側室・正室の座も失う事。
・・・
帝の重い言葉に、
姫さま方の顔色は青くなった。
・・・
顔色が変わらなかったのは、
正室と、最後に側室になった姫様だけ。
2人は、そのような事は、
しない性格のようだった。
・・・
「朱音、皆に挨拶を…」
さっきとは打って変わって、
優しい微笑みを浮かべ、帝が言った。
・・・
私は座り直し、
深々と頭を下げた。
「…朱音と申します。
不束者ではありますが、
宜しくお願い致します」
私の言葉に、
皆納得してくれた様子。
私は安堵の溜息をついた。
それを言い渡された姫は、
お役ご免…
王位継承権を失うとともに、
側室・正室の座も失う事。
・・・
帝の重い言葉に、
姫さま方の顔色は青くなった。
・・・
顔色が変わらなかったのは、
正室と、最後に側室になった姫様だけ。
2人は、そのような事は、
しない性格のようだった。
・・・
「朱音、皆に挨拶を…」
さっきとは打って変わって、
優しい微笑みを浮かべ、帝が言った。
・・・
私は座り直し、
深々と頭を下げた。
「…朱音と申します。
不束者ではありますが、
宜しくお願い致します」
私の言葉に、
皆納得してくれた様子。
私は安堵の溜息をついた。