光源氏の腕の中【仮】
「朱音の分と、

…私の分だ」


「・・・え?!」

・・・

白い着物姿の光が

姿を現した。

・・・

「・・・えっと」

どう質問すればいいのか。

困惑する。

それを見た光は、

クスッと笑い、


「お菊、下がってよい」

お菊に下がるよう命じた。

・・・

お菊は一礼すると、

そそくさと部屋を出ていった。

・・・

「私の目の届く所に、

朱音を置いていなければ、

守ってやることは出来ぬ」

・・・

その言葉に、ちょっと納得。

ですが、

布団近すぎ・・・

緊張して眠れない・・・
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