光源氏の腕の中【仮】
第二章彼女が本当の恋を知る時?!
屋敷に帰った私たち。

・・・

光はいつものように、

部屋にこもり書物を読む。

・・・

私は自室で、

暇を弄ぶ。

だって、ここに置いてあるものは、

私には何一つ読めないんです。

同じ日本だと言うのに、

漢字だらけで、中国語でも読んでるよう。

・・・

そんな時、

お菊が私の部屋に入ってきた。

・・・

「どうしたの?」

私の問いかけに、

風呂敷に包まれた物を出した。

・・・

「わぁ、可愛い」

思わずそんな声が出た。

・・・

「今仕事がひと段落しましたので、

朱音様と少しお遊びでもと、思いまして」

「・・お遊び?」

…それは。
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