光源氏の腕の中【仮】
・・・

どんどん緊張が取れ、

いつしか光の事だけを想うように・・

・・・

優しい囁きも、

甘い吐息も、

細いのに出来上がった体も、

そのしなやかな指先も、

私を溺れさせるのには十分だった。

・・・

行為が終わり、

私は光の腕の中で眠りについた。

・・・

誰かに抱かれることは、

怖い事だとずっと思ってた。

でも、違った。

好きな人に抱かれると、

こんなにも幸せな気持ちになるんだと知らされた。

・・・

一分、一秒が、

愛おしいと思えた。

・・・

朝。

目を覚ますまでは・・・
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