光源氏の腕の中【仮】
・・・

正装をした私。
(もちろん男装で・・・)

光に連れられて、

やって来たのは、

それはそれは大きなお屋敷。

・・・

その迫力に圧倒される。

・・・

「光…このお屋敷は、誰の屋敷?」

そう問いかけても、

光は黙ったまま、何も言う気配はない。

ここに来る道中も、

全くと言っていいほど、

話しをしなかった。

・・・

一体どうしちゃったの?

中に入った途端、

「光源氏の君様はこちらへ」

そう言って使用人らしき人が言う。

…じゃあ、私は?

・・・

不安いっぱいの目で、

光を見つめる。

・・・

それに気づいた光は、

私の手を優しく握る。

・・・

男同士だと違和感ありまくりだけど。
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