光源氏の腕の中【仮】
「よい、まだ何か、

私に言いたい事はあるか、源氏の君?」

怒った者を制止させ、

微笑んだ帝は、光に問いかける。

・・・

「・・・では。

私の正室にしようとしてる者を、

帝の側室などと、そんな事は言語道断。

いくらこの国を治める帝様とて、

あまりに理不尽な話だとお思いになりませんか?」

・・・

光源氏は、

自分の身分など忘れ、

帝に言う。

私はどんな咎めがあるかと思うと、

怖くて…

光の傍に行き、

光を止めに入った。

・・・

「光!帝様に、

そんな無礼な言動はよくないよ?

お願いだからやめて」


「それでは朱音。

聞くが、そなたは帝の側室になりたいか?」


「・・・それは」

なりたいわけない。

そんなモノなりたくない。

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