光源氏の腕の中【仮】

①夜這いに来たのは・・・

私の気持ちとは裏腹に、

どんどん結婚の儀の準備が整っていく。

・・・

私は毎晩のように、

声を出さずに泣いていた。

そして泣き疲れると眠る。

そう言う日が続いていた。

・・・

今夜も泣き疲れて、

私は眠りについた。

・・・

しばらくすると、

私を温かな腕が絡まっている事に

気が付いた。

夢でもいい。

光源氏に抱きしめられて、

私は幸せ。

夢の中で位、

貴方に会えて、いいよね?

・・・

「・・・ひか・・る」

私は小さな声で呟いた。

すると、

抱きしめていた腕に付からが入り、

苦しさで目を開けた。

・・・

私は絶句する。
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