DAYS〜君とあたしのカタチ〜
「それ、ついさっきも言われた気がしますけど?」


そう言われれば、さっきも100円玉拾ってもらってお礼言ったんだよね。


「そうだね!あたしって、おっちょこちょいなの。」

そう言うと、また笑ってくれた。

二人にしか分からない会話ができた気がして嬉しい自分がいた。


あたしって、彼のこと好きなの…?



いや、わかんない。



好きって気持ちって、こんなもんじゃない。


…そんなことを考えていたら、また過去の二股男が頭にうかんだ。


そう、好きになるってこんな風に自然に頭にうかんできたり生活の一部になったりすることだって思う。


だけど…


それも本当は間違ってるのかな…。
< 14 / 20 >

この作品をシェア

pagetop