DAYS〜君とあたしのカタチ〜
バスから降りていつものように、スーパーへ向かっている途中、見慣れない高校生カップルが前方に見えた。

あっ…
あたしはドキッとした。

あの高校生の彼だと思ったからだろう。

はっきり見えてくると、案の定、あの彼だった。



「あっあの高校生君じゃん。」


そう理香が小声で言った後、あたし達は彼らを早足で追い越した。
追い越すとき、あたしは女の子の顔をチラッと見た。



「なーんだぁ!彼女いるんじゃんね。」

と、理香はまたガッカリした様子。


正直あたしは、きっと理香よりもガッカリしていた。


なぜなら彼と一緒にいた女の子は同じスーパーのバイトの子で、あたしの苦手なタイプの子だったから。


だってあの子、こっちから挨拶しても絶対ってくらい無視るんだもん。

顔は可愛いけど。



それより、ほんとにあの子が彼女かな?


だとすると、はっきり言って似合わない。


そんなの、大きなお世話かもしれないけど…。
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