DAYS〜君とあたしのカタチ〜
そして休憩時間に理香と決めたとおり、石崎君を待ち伏せるため一番に精算を済ませて速やかにスーパーを出た。



「どおしよう…緊張するよ。」


「頑張って!」


告白なんていつぶりだろう。
たしか、中学ん時、憧れの先輩にバレンタインチョコあげた時以来かも…
あの時は手紙だった。

それに本気で好きだった。

あたし、言えるのかな…?言っていいのかな…

『好きです』って…。


あたしの不安げな顔を察してか、理香は大丈夫だよって表情であたしを見つめている。


「有紀、落ち着いてね。石崎君来るの確認したら、私はここを去るから。」


「へ?一緒にいてくれないの?」


「一人で待ち伏せてる方が効果的だよ、きっと。」


理香が一瞬、悪魔に見えた。


「あっ来た、石崎君!」

「ほんとだ…!」


遠くに、石崎君がこっちに歩いてきてるのが小さく見えた。
理香の方に振り返ると、もう理香の姿はない。


「理香ったらぁ…」

痛いくらい、心臓がドキドキ鳴りだしてる。

そりゃそうだよ…
今から告白だもんね。

気がつくと、石崎君がもうすぐ目の前まできていた。
まずは、話しかけなきゃ…!
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