愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


あたしたちは5階のボタン
雄太たちは3階のボタンを押した。


「麻美
顔色悪いぞ!帯を締めすぎじゃないのか?」


「ううん・・・大丈夫だよ」


「終わったらすぐに 着替えるといいよ
だから、こんな堅苦しいことすんなって みんなに言ったのに・・・」


そんな話をしてたら、雄太たちが降りる階に着いた。


降り際に雄太は、


「せいぜい幸せになるんだな…」


って
わざと言い残した。


「ゆ…う・・・た」


あたしの呟きに、


「知り合い?」


晴くんが聞く。




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