愛と憎しみの果て~たどり着く場所~



「怒るよ!夫婦の第一歩の門出なのにぃ~」


「まあまあ 怒んなって…
あっ 今日友達が来るから、おつまみとか作ってくれるかな?」


あたしたちが、住み始めて 友達が来る。


いい嫁をアピールするには、もってこいの機会だ。


「任せて!腕を振るっちゃうから」


「頼むわ」


あたしは、朝の洗い物をしながら、
メニューとか考えてた。


「麻美
行くぞ!」


うそ~!!!いつもより30分も早いじやん


「まだ早いよ」


「今日、朝から会議があるんだ」


「それなら、昨日の夜にでも言っててよ
朝の30分は女に取って大事なんだよ」


「ごめんごめんって…」


と、あたしにキスして誤魔化した。


< 134 / 316 >

この作品をシェア

pagetop