愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
母に言おうか?
喉の奥まで 出るが、心配かけたくない…
言葉を飲み込む。
「あんた 花嫁修業って仕事辞めちゃって、1日なにしてんの?」
「炊事・洗濯・掃除…やることは山ほどあるよ」
「まぁ 頑張んなさいよ
大上の嫁として恥をかかないようにね」
「…わかってるよ」
「母さんね 早く孫の顔見たいな…
1年間も留学で離れ離れしょう?
たまにはアメリカへ行きなさい
それか出発前に。。。出来ないかな?」
「母さんごめんね」
無理かも・・・あたしたち・・・もう・・・
無いから・・・愛し合うことなんて・・・
「いいわよいいわよ 気にしないで
これは授かりものだからね」
ホント ごめん・・・