愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
籍たって 入ってなかったことや、始めの原点がやっぱり気のなると言われたことを話すと、
「晴彦さんの気持ちも分からないわけでもないけど、一方的に言わず 話し合いして欲しいわね」
「うん・・・それそれ」
「それそれって あんたショックじゃないの?」
「ショックを通り越して、パニック過ぎてる」
だって・・・2つの事が同時に起きてるんだもん・・・
「そこを出て、うちに帰って来なさい」
「帰ったら、会社通うのに遠いから…」
「でも いつまでも そこには住めないわよ」
わかってるってそれくらい…
どれか一つでも、ゆっくり考える時間が欲しいよ・・・
「まぁ 何かあったらいつでも相談するのよ」
母はそう言って電話を切った。