愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


その数日後のこと
もうすぐで、仕事が終わると言う頃


「こんにちは」


一人の女の人が事務所を訪ねて来た。


対応したのは、あたし


「あのー 増川雄太さんは・・・」


の問いに、すぐに誰かが わかった。


彼女・・・


雄太は奥の部屋にいるから 呼びに行く。


「専務 お客様です」


「誰?」


「あ…」


「聞いてないのか!!
そこらをちゃんとしろよ!
子供じゃないだし!」


ミスはミスだけど
なんで、そこまで怒られる?


「聞いて参ります」


「もういい」


「すみません!」


雄太の後を追うように 表へ出た。


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