愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
「あっ!優乃…」
「そろそろ終わる頃かと思って来てみたんだ」
優乃…
彼女だ。
肩までの髪を軽いカールして 目元パッチリの色白
だれもが『可愛い』と、言うだろう
「もう少しだから 奥で待ってな」
と、奥へ通し二人で消えた。
「ねぇ…今の子
専務の彼女かな?」
「でしょう!優乃って言ってたじゃん」
「可愛い子だったね~
佐藤さんもそう思ったでしょ?」
「ああ…そうでしたね」
そんな話をしてると、雄太が
「佐藤さん!冷たい物を彼女に持って来て」
と あたしに頼んだ。