愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


あたしに頼む?


そう思いながらアイスコーヒーをお盆に置き、ドアをノックし中へ入った。


「もー!!!雄くー…ん…
ここじゃいやだ…」


甘い声の優乃さん


目の前で二人はキスしてる


あたしは、身動き出来ず、ただ立ち尽くす。


「佐藤さん?いつまでそこにいるわけ?
最後まで見てるつもり?
オレらは構わないけど?
なっ!優乃』


「もー!!!
恥ずかしいよ」



あたしは、持ってた飲み物をテーブルに置き慌てて 外へ出た。


あんなの見せつけられて・・・


こんなにショックなのは
あたし・・・雄太のこと
まだ好き・・・なのかも!


平然を装って残りの仕事をこなす。


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