愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


一人マンションへ帰りソファーへ座り込む。


もうなにもしたくない
【何もしたくない病】が始まった。


御飯?作る気にもならない
着替え?
動きたくない・・・


ボーと、してるときだった。


ピンポーン


玄関のチャイムが鳴った。


誰?


来客は 晴くんのお父さん つまり社長
慌ててドアを開ける。


「突然お邪魔して悪かったな
そこまで来たもんだから」


「あ…いえ」


社長は座るとすぐに
あたしに謝った。



「この度は晴彦がすまないことをした」


晴くんがあたしと別れたことを社長に連絡したようだ。


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