愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
「女の子を傷物にして 自分は海外へ逃げて…
そして・・・」
「そして?」
「向こうで・・・」
社長は言いにくそうにしてる
「あたし知ってますから
真希さんのことでしょう?」
「知ってるのか?」
「はい」
アメリカへ行く前から会ってたこととか
社長たちに反対されてたこととかを話すと
「麻美さんは全部知ったたのか?」
「はい 行く前にあたしたち少しゴタゴタして
それで・・・」
「あいつらを反対したのは 私だから責任は私にもある」
と、社長は封筒を差し出した。
「これは何ですか?」
「いや 気持ちだから」
「あたしは受け取れません
あたしだって受けとる資格ありませんから」