愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
「それでは、私の気がすまないんだ
麻美さんの両親に申し訳ないよ」
「父や母のことは気にしないで下さい
だからこれも要らないですから
納めて下さい」
「だったら、ここに君が住んでくれないか?
そのくらいは させてくれよ」
「それもお断りします
いい物件を見つけたらすぐに出るつもりですから」
「じやあ その物件探しをさせてくれ
敷金等くらいは 持たせてくれ」
社長の言い分を全て断ってると、何かを考えてくるから
「わかりました
ワンルームで十分なので」
と、お願いをした。
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数日後 あたしは社長の見つけたワンルームマンションへの引っ越しが決まったのだ。
たった半年の生活だったのに あたしの荷物・・・
結構あったな…
ほんとに 晴くんとの終わりを告げた。