愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
涙のバースデー
3ヶ月も立つと仕事にも慣れてきた。
頼りだった川上さんは、可愛い女の赤ちゃんを出産したのだ。
今日は得意先の工場のパーティーに招かれてるので その前にみんなで御祝いに駆けつけようと、言うことになり今あたしは雄太の車の中…
あたしが入社してから 二人きりなのは、はじめてだ。
会話なんてなし
何故乗ってるか?
会議が長引いて、残ってたのが二人だったから…ただそれだけの話
「何か話せば?」
突然言われても
「あ…うん」
何を話せばいいの?
「どう?玉の輿の気分は?最高?
しかし
金持ちのくせに働かせるなんて
愛されてないんじゃないの?
オレだったら働かさないね!」