愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
「ちゃんと…愛されてます…」
と、外を向くあたし。
今顔を見られたくない…
見られたら泣きそうだから…
「あっそう!それはごちそうさん」
嫌みっぽく返される。
きっと
あたしのこと、恨んでるよね?
「ね…一つ聞いていい?
あたしのこと憎い?」
勇気を出して聞いてみた。
「ああ
憎いよ 当たり前だろう!
聞く方が間違ってる」
やっぱり・・・
「ごめんね・・・」
「何を今さら 謝ってるわけ?
バカじゃないの?」
「そうだね…」
「それにさぁ~
よく平気な顔してオレの前に居れるよな」
雄太の言葉は、だんだんエスカレートする。
「平気じゃないよ
あたしだって・・・・」
そこで話すのをやめた。