愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


「大丈夫か?」


「こんな思いするくらいなら、子供なんてあのときおろせば良かったのよ!
子供だって可哀想でしょう
望まれてないなんて…
それに雄太だって 責任感じてあたしと結婚しようと思ってるだけでしよ?」


怒りを雄太にぶつけてしまう。


「なんてこと言ってるんだ」


「あたしがあらわれなかったら雄太は、優乃さんと上手くいってたじゃん。
優乃さんならお母さんと上手くやれるよ
あたしは嫌われてるから」


「ちょっと!その言い方はないでしょ!」


お母さんの反論。


・・・・が
あたしはいきなり腹痛に襲われた。


『痛い…痛い…よ』


意識は無くなった。



< 298 / 316 >

この作品をシェア

pagetop