愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
いつの間にか 我が家から段ボール箱が消えた。
「静岡はいつ行くの?
あたしも着いて行かないとダメなの?」
白々しく聞いてみた
社長からは 大丈夫だよと聞いてたが、真実がわかんないから…
「社長がどうしても秘書を辞めないで欲しいといったから 向こうを断った」
と 父が言った。
良かった…
「そうそう
社長が今度みんなで食事しようといってたよ」
「そうだね」
あたしは未来へ歩き始めた。