愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
「どうした?」
あたしの顔を覗きこんだ。
「ううん
なんでもない」
「ちょっと 寒いけど 歩きながら話そうか」
誰もいない 冬の浜辺を肩を並べて歩いた。
「麻美がオレのことを思ってくれてるとは、夢にも思ってなかったから…いまだに信じれないんだ」
「・・・・・・・」
「だから…」
「だから?」
「キスしていい?」
あたしは 小さく『うん』と、答えた。
すると、あたしの口にチュッと触れるか どうかのキス