愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
「だよね~
佐藤さんはほら!晴彦くんのアレだから 将来は社長夫人 心配ごとなんてなーんにもないよ」
柏原さんの言葉に
ズキッとした。
もしかして ここにいる人
みんなそう思ってんのかな?
「そうそう コソッと社長にいってくれないかな? 荒川さんの給料あげてくれって
なーんてね 冗談冗談」
「あはは」
わざとらしく笑って返した。
が…
気分は、
がた落ちしたのだった。